東電、中間決算３１日発表へ 融資継続など条件整う - MSN産経ニュース

東京電力が、平成２５年９月中間期連結決算を３１日に発表する方向で調整に入ったことが、分かった。東電は原子力損害賠償などで経営環境が安定せず、電力各社で唯一、決算発表時期を未定としていたが、取引金融機関２８社が今月末に期限を迎える約７７０億円の融資借り換えに同意するなど、決算発表に向けた一定の条件が整ったと判断した。 東電は９月２７日に柏崎刈羽原子力発電所６、７号機（新潟県）の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請。１２月に金融機関から３千億円の新規融資を受け、来春以降に柏崎刈羽６、７号機を再稼働するシナリオを描く。 同社幹部は「決算発表を遅らせる理由はない」と述べ、条件が整ったことを示唆した。３１日に９月中間期連結決算を発表する他の電力５社と足並みをそろえ、経営再建の進捗（しんちょく）状況をアピールする考えだ。