【杉浦美香のさくらんぼ白書】震災…映画は社会を変えれるか？ 山形から世界へ ドキュメンタリー映画祭より ＋（1/5ページ） - MSN産経ニュース

世界的な映画祭の一つ、「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が１３日、８日間にわたった日程を終了した。山形市制施行１００周年事業として始まり、今年で１２回目を迎えた映画祭は大きな変化を迎えた。東日本大震災が起き、東北がまさに現場となったからだ。世界から集まった映画作家やアーティストらはさまざまな思いを抱きながら山形を訪れ、そして後にした。映画はどれだけの力を持っているのか。山形から報告する。賛否分かれる震災ドキュメンタリー 「被災者を撮ったのではなく、自分自身を撮ったにすぎないのではないか」 オウム真理教信者の日常を追うドキュメンタリー映画「Ａ」を撮ったことで知られる森達也監督ら４人が、東日本大震災直後の宮城・石巻市や福島などの被災地に入り、現場に入ってうろたえる自分たちのぶざまな姿も含めその道程を記録した「３１１」上映後、被災者の一人に問いかけられたという。 これに対して、森監督は「おっしゃ