年金機構発足に向け、苦渋の長妻厚労相 厳格採用「骨抜き」の不安も (1/2ページ) - MSN産経ニュース

日本年金機構の発足を１カ月後に控え、懲戒処分歴のある社会保険庁職員への救済策が１日、ようやく決まった。野党時代は「悪質な職員は分限免職処分にすべきだ」と言い切った長妻昭厚生労働相も、公務員の身分保障を定める国家公務員法を前に、「非常勤採用」という妥協案を飲まざるを得なかった。長妻氏は、公募の採用審査を厳しくすることなどで国民の理解を求める考えだが、悪質職員排除方針の「骨抜き」を心配する声が出てきた。 「情報隠しや仕事をしなかった人は当然、分限免職処分にすべきだ」 平成１９年９月、産経新聞のインタビューで長妻氏は、年金記録問題の隠蔽（いんぺい）を図った悪質な職員は積極的に解雇すべきだとの持論を強調していた。 ただ、厚労相には分限免職処分を回避する「努力義務」があり、回避策を取らなければ裁判で国側が敗訴する可能性が高い。さらに民主党支持団体の連合や自治労からの圧力も強く、平野博文官房長官が長妻

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年金機構発足に向け、苦渋の長妻厚労相　厳格採用「骨抜き」の不安も