【スタッフが語る「カーネーション」の裏側】“善ちゃん”「ミシンは店の看板や！」 ８０年間、岸和田を離れなかった“絆”（1/2ページ） - MSN産経west

今回は、「カーネーション」のセット作りのこだわりについてお話しします。 このドラマの舞台は何といっても岸和田です。大正から戦前・戦後にいたる岸和田の風俗や街並みを知るため多くの文献や写真にあたりましたが、やはり現地へ実際に足を運んでご年配の方々から直接うかがったお話が、当時の生活感を知るうえでの貴重なヒントとなりました。それをセット作りに生かそうと考えました。 また、ヒロイン糸子のモデルである小篠綾子さんの妹さんからうかがったコシノ洋装店の間取りは、糸子の仕事場と生活空間をデザインするのにとても参考になりました。 メーンセット「オハラ洋装店」のポイントは、糸子がこの家にずっと暮らし続けることです。ドラマで描かれる大正の終わりから平成までの約８０年の間、糸子は岸和田を離れません。同じ場所で時代ごとに映像表現しなければならないことは、難しいだけにやりがいがあります。そのことが、私たち美術スタッ

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小篠綾子さんの父、甚作さんは「ミシンは店の看板や！」と言っていた