９日にもイラン制裁決議 米長官、独自制裁の基盤に - MSN産経ニュース

英国訪問中のゲーツ米国防長官は８日、イランに対する国連安全保障理事会の追加制裁決議案について「明日かあさってかは分からないが、極めて近い将来に採択されると期待している」と述べ、９日にも採択されるとの見通しを示した。フォックス英国防相との会談後、ロンドンで共同記者会見した。 ゲーツ氏は決議について「各国独自の追加的な制裁の法的基盤となる。複数の国が早期に対応すると確信している」と指摘。フォックス氏はイランの核兵器開発に関し「核拡散防止条約（ＮＰＴ）体制の終わりを意味しかねない」と危機感を示した。 両氏は会談で対イラン外交での連携とともに、アフガニスタンへの関与継続や北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の予算改革で協調することを確認した。（共同）