「ロシアの春はまだ遠い」 露人権団体代表 ２４日のデモ注視を＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

来日中の世界的な人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ（ＨＲＷ）ロシア支部のアンナ・セボルティアン所長（３３）は２１日、産経新聞のインタビューにこたえ、４日の下院選挙後にロシアで拡大する反政権デモに政権を打倒する力は現段階ではないと述べた。しかし、全体主義体制で国民が不満の声を上げ出した事実は重いとして、２４日に予定される抗議デモの行方を注視したいと語った。 セボルティアン所長によると、下院選挙では、独立系選挙監視団体が活動できないよう当局が圧力をかけたり、投票日には政権与党関係者らがバスで複数の投票所を回り何度も「はしご投票」したり、と大規模な不正が行われた。 モスクワでは１０日、抗議する著名な人気作家ら文化人たちを含む約５万２０００人が参加する過去最大級の反政権デモが行われた。「政治的に活発でない国民が、あからさまな不正で政権をたらい回しにしようとする指導者に怒りを表明したことは大き