キルギスの米基地閉鎖、中央アジアで存在感低下 - MSN産経ニュース

米軍がアフガニスタン作戦の後方支援拠点として活用してきた中央アジア・キルギスのマナス空軍基地で３日、閉鎖式典が開かれた。今年末には米軍戦闘部隊がアフガンから撤退予定で、キルギスが貸与打ち切りを決めた。米軍は中国や中東もにらむ基地を失うことになり、地域での存在感低下が顕著になりそうだ。 対照的に、ロシアはキルギスにあるカント空軍基地を少なくとも２０３２年まで存続させることで合意、タジキスタンとも軍事基地使用に関する協定を４２年まで延長することで合意している。 マナス基地司令官のジョン・ミラード大佐はインタファクス通信に対し、基地はアフガンでの平和維持活動に参加した人員や物資の輸送拠点で、３万３千回以上の空中給油任務をこなしたと説明した。（共同）