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「後妻業」まだまだ発覚していない第二、第三の筧千佐子がいるのかも
「「勁草」年寄りを騙してなけなしの金を奪う人間のクズに胸くそ悪くなった」で紹介しました黒川博行の... 「「勁草」年寄りを騙してなけなしの金を奪う人間のクズに胸くそ悪くなった」で紹介しました黒川博行の「勁草」がおもしろかったので、今回は「後妻業」(黒川 博行)を読みました。 「勁草」と同じくらい、おもしろかったのですが、「勁草」と同じくらい、胸くそ悪くなりました。 よくこれだけ不快にさせる人物を描けるものだと感心しました。 考え方、話し方、行動など、思い出すだけで、虫酸が走るようなヤツらが登場してきます。考えていることは、金、金、金で、私利私欲のために平気で他人を陥れて、金の奪い合いをしている姿を見ていると辟易しました。 プロの結婚詐欺師「後妻業」の婆ァ・小夜子に、資産家の老人はそれはもう言葉巧みに騙されてしまいます。そして、事故を装って殺されて、遺産を持っていかれてしまいます。 このタイミングで読んだ人の多くが経験するのではないかと思いますが、読んでいると頭の中で小夜子のイメージが筧千佐子
2015/07/27 リンク