スポーツナビ | 野球 | MLB | イチロー特集 イチローの奇妙な傾向（１／２） 木本大志の『ICHIRO STYLE 2006』 VOL.8

不振が続くイチロー。このペースでは６年連続２００本安打達成も危うい!?【 (C)Getty Images/AFLO 】 ８月月間打率はキャリア最低 ８月の不振が続く。月間打率２割１分３厘はキャリア最低（現地時間２３日現在）。２００３年８月の２割４分２厘さえ下回る。６月１０日に３割６分７厘まで上げた打率も、以降はゆっくりと下降して、今は３割２分台のキープもあやしい。 オールスターまでは、０４年に２６２安打を記録したペースと変わらなかった。２００安打到達までは、あと２８本。今月はわずか１９本を加えただけだから、仮に今のまま停滞すれば、６年連続２００本安打達成も余裕はない。 ただ、そうした８月の低迷よりも、イチローらしくない数字が横たわる。得点圏打率だ。ヤンキース戦（２２日）でも、２回１死一、三塁のチャンスで打席に立ったが、キャッチャーのファウルフライ。内野ゴロでも１点の場面で、簡単に打ち上