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SYNODOS JOURNAL : 斜めからみる「日本のポストモダン教育学」 稲葉振一郎
2011/8/1215:0 斜めからみる「日本のポストモダン教育学」 稲葉振一郎 撮影:鈴木理策 日本の人文社会... 2011/8/1215:0 斜めからみる「日本のポストモダン教育学」 稲葉振一郎 撮影:鈴木理策 日本の人文社会科学における「ポストモダニズム」の本格的受容はいつごろはじまったのであろうか? 80年代初頭の浅田彰の華々しい活躍はとりわけ印象深かったが、もちろんそれに先立つ1970年代に、「1968年」の余燼冷めやらぬなか、フランス文学出自の書き手を中心に、雑誌『現代思想』や『エピステーメー』などを拠点としてジャック・デリダやミシェル・フーコーらの紹介が精力的になされてきた。 さて、そのような状況に、日本の教育学はどう対応していたのだろうか? 日本の教育学における近代批判は、内発的にはたとえば、やはりポスト「1968年」の一環としての反差別運動に呼応するかたちで現われ、すでに70年代に、障害者教育や発達心理学の内在的批判から立ち上がった反発達論(先駆的には山下恒男『反発達論』現代書館、197
2011/08/26 リンク