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谷崎潤一郎の『春琴抄』について(1)
「そもそも一切は、陰陽の和するところのさがひを、成就とは知るべし」というのは、『風姿花伝』が説く... 「そもそも一切は、陰陽の和するところのさがひを、成就とは知るべし」というのは、『風姿花伝』が説く能の秘訣である。昼は陽気が盛んなので座を静めて演じ、陰気を生じさせる。それとは反対に、夜は陰気が盛んなので、いかにも浮き浮きとした、人の心が華やぐような演技で陽気を生じさせる。要するに、陰陽のバランスが大切だというのである。それは小説における題材と文体についても言えることだろう。 谷崎潤一郎の『春琴抄』は、幕末の大坂を舞台に、盲目の三味線の師匠春琴と、弟子の佐助との間の師弟愛を描いたもので、何度も映画化されているので、ご覧になった方も多いだろう。美貌を熱湯で傷つけられた春琴を見ないように、佐助が針で自らの目を突いて盲目となり、美しい春琴の姿を脳裏にとどめるという話である。「お師匠様私はめしひになりました。もう一生涯お顔を見ることはござりませぬ」と言う佐助に対し、春琴が「佐助。それはほんたうか」と
2015/11/13 リンク