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「事業仕分け」は平成の事件だった
各省庁から予算要求されていた449事業についての無駄を洗い出す行政刷新会議の「仕分け作業」は27日、9... 各省庁から予算要求されていた449事業についての無駄を洗い出す行政刷新会議の「仕分け作業」は27日、9日間の日程を終えた。 税金の使われ方が初めて公開される「事件」だった。事件をひとめ見ようという傍聴者は日を追うごとに増え、後半は会場(印刷局体育館)入り口に長蛇の列ができるほどだった。 今回の仕分け作業により暗闇から白日の下に引きずり出されたのは、1兆9千億円にものぼる税金の無駄遣いだった。 補助事業ごとに基金を作る→基金を運営するための法人を作る→下請けの法人を作る→孫請けの法人を作る→やっと事業者本人に金が渡る。 各法人は天下りを抱える。というより天下りのために作った法人だ。補助金を申請する側は、たまったものではない。「どうしてこんなに複雑にするのか?窓口をひとつにして簡素化できないのか」という仕分け人の問いに、農水省の官僚は「会計検査の手続きが難しくなる」などと屁理屈で答えた。 官僚