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【いわんや殺戮を喜ぶなどは 文学者の見た朝鮮人虐殺/芥川龍之介】
僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。 戒厳令の布かれた後、僕... 僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。 戒厳令の布かれた後、僕は巻煙草を啣(くわ)へたまま、菊池と雑談を交換してゐた。尤(もっと)も雑談とは云ふものの、地震以外の話の出た訳(わけ)ではない。その内に僕は大火の原因は○○○○○○○○さうだと云つた。すると菊池は眉を挙げながら、「嘘だよ、君」と一喝した。僕は勿論(もちろん)さう云はれて見れば、「ぢや嘘だらう」と云ふ外はなかつた。 しかし次手(ついで)にもう一度、何でも○○○○はボルシエヴイツキの手先ださうだと云つた。菊池は今度は眉を挙げると、「嘘さ、君、そんなことは」と叱りつけた。僕は又「へええ、それも嘘か」と忽(たちま)ち自説(?)を撤回した。 再び僕の所見によれば、善良なる市民と云ふものはボルシエヴイツキと○○○○の陰謀の存在を信ずるものである。もし万一信じられぬ場合は、少くとも信じてゐるらしい顔つきを装
2017/11/24 リンク