【ネタバレ有】 GA文庫「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」感想 - 虎とラッパ

「100万年ぶりに感想ブログを書こう」という本に出合ってしまったので、やり方を忘れかけていたブログサイトに頑張ってログインして今に至る。 本を読むということが、こんなにもつらく苦しく、心がかき乱されるものである、 という経験は本当に久しぶりだった。 そして読了後、数日経った今なお、一人でいる時、ふとこの本の文章が脳裏に蘇り、喪失感に襲われてしまう。 そんなタイトルは今までなかったかもしれない。 それだけ、この一冊は自分にとってインパクトが大きい作品だった。 内容としては、全然奇抜なものではない。 大学生の主人公・かけるが、盲目の少女・小春に出合い、恋をしていく……。 そんな話だ。 類似作品で言えば、半月とか余命〇〇日の花嫁とか、そんな内容といえば、もうおおよそどうなるかは予想ができるだろう。 出だしの数行で「あ、半月なんだろうな」っていうのは正直思ったし、途中で二人が雨の中でイチャコラムー