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金魚: つかみタイムズblog
先日、私が40年前に卒園した幼稚園の園長先生が亡くなった。その幼稚園に子供たちを通わせていた幼馴染... 先日、私が40年前に卒園した幼稚園の園長先生が亡くなった。その幼稚園に子供たちを通わせていた幼馴染から訃報と、卒園児向けお別れの会の日程を知らされた。 妻子と共に今住んでいる場所からは一時間以上掛かるが、行かなければという思いに駆られ二つ返事をした。 当日。電車を乗り継ぎ、駅まで迎えに来てくれた幼馴染の車に乗り到着。保護者ではないので卒園者として受付を済ませ、40年ぶりに園舎に足を踏み入れる。廊下が随分と狭く感じる。 園長先生は92歳で亡くなられたが、入口に飾られていた顔写真からは、なぜか年月の経過を感じることはなかった。生き生きとしていて、あの頃と同じく歳の離れた女性というのみの印象だった。中学生らしき女の子のグループと横一列で献花を済ませる。 入園当時、園長先生は環境に慣れず廊下で泣いてばかりいた。そんなぼくを園長先生は園長室に招き入れ「金魚に餌をあげてみる?」と尋ねた。ぼくは言われる