顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: 性犯罪において、加害者の欲望はあらかじめ肯定され、被害者の人権はあらかじめ蹂躙されている

初めて痴漢に遭ったのは初潮を迎えるより遥かに前だったと思う。といっても、わたしにそれがきたのは中三になってからで、ひとよりだいぶ遅かったのだけれども。9歳だったろうか、10歳だったろうか、とにかくそれくらいの歳だ。本屋で立ち読みをしていたら下半身を触られた。触り方が露骨だったので、おぞましいことと理解した。だがそれ以前にも、そのようなことはあったかもしれない。しかも幾度も。どういうことかというと、わたしはその本屋でよく立ち読みをしていたのだが、そうしているときに後ろから覆いかぶさるようにして本棚から本を抜く男がいた。そしてそのまま、つまり身体を密着させたまま、男もそこでそれを読む。わたしが移動するとついてきて、また身体を寄せてくる。おかしいとは思っていた。だが、性的なものという認識はなかった。しかし、そのとき、スカートのなかに手を入れられ、下着の上から下半身を触られて初めて、わたしは理解し

[quix_que]

最初の※がひどい。|自衛を言う人は、女性に本当に自衛させたいわけじゃなくて、「自衛しなかった/足りなかった」ことが（orも）原因だということにすれば（善意のふりで）被害者を非難することができるからなのかと

[felis_azuri]

『被害に遭わないための方法はない。そういう状況で、自衛がどうのこうの言うのは滑稽だ。それは性差別に他ならない。どうして男の欲望がそこまで肯定されなければならないのだ。』

[hoshifuru-mabataki]

今朝痴漢にあったから、この文を読んで少し救われた。ありがとう。

[dimitrygorodok]

この様な差別がまかり通る世界には輪姦に加わらない男もまた居場所が無い／加わったら今度は己が身を切り裂く刃が生える

[florentine]

ていうか、ツライ、切ない。「どうすれば防げたというのだ。いったいどうすれば」何回このコトバをくりかえしても、こたえはない。だからこそ、「被害に遭ったとしてもあなたはまったく悪くないということ」が大切

[hokusyu]

性犯罪において、加害者の欲望はあらかじめ肯定され、被害者の人権はあらかじめ蹂躙されている

[yura_saito]

家族内で性的な話題そのものを忌避する傾向はある

[kananaka]

『子どもでさえそういうことを言うのだ。あなたにも原因がと。そういう社会なのだ。』←胸を衝かれた。筆者が思わず「ああ」と声を漏らした理由、その痛みが共有できなければ、永遠に論は噛み合うまい。

[kodaif]

"そしてなにより、わたしたちには知恵がなかった。方法がなかった。問題にしていいのかどうか、それすらわからない。大人に訴えるということを、誰一人として思いつきもしない。そのような状態だった。"

[suzu_hiro_8823]

『だから対抗しよう』と・・・『虐められる方が悪い』とか『詐欺にあう方が悪い』とかが大勢だというのなら、結局バビロニアの頃まで戻らにゃならんということかねぇ。(注意2008年2月16日付)

[akira-2008]

”被害に遭っても訴えにくいという現状をなおさら強固にするだけ"そして犯罪者は野放しになり新たな被害者が生まれる。

[mangakoji]

「「ママはそんなの一度も遭ったことない」と言い放ち」自分の感情以外何にも興味ない、いかにも女らしい対応で、なんというか笑ってしまった。/ インフルエンザも『かかる方が悪い』なんじゃない?弱者だから

[koisuru_otouto]

"自衛が大切だからと前置きをして無駄に罪悪感を植え付ける行為は害でしかない。そんなものは誰も救わない。被害に遭っても訴えにくいという現状をなおさら強固にするだけ"