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ステップ5:質的研究におけるデータ分析
データ収集が進むにつれて、研究日誌や観察ノート、オーディオテープやビデオテープ、資料が増加してい... データ収集が進むにつれて、研究日誌や観察ノート、オーディオテープやビデオテープ、資料が増加していき、研究が進んでいるという充実感を感じることがあるでしょう。それに比べ、これらデータの山から焦点化された結果を導きだす作業では、「こんなにデータを集めて何カ月もデータ整理をして、自明な結論しか出てこなかったら、どうしよう」と不安やストレスを感じることが多いものです。データ収集中から、データ分析を少しづつ進め、成果への見通しがつくようにしておくことが大切です。データ収集の途中で行う分析作業には、以下のように、大きく分けて、研究課題に関するものと研究方法に関するものがあります: 1 研究課題について 研究の焦点をどこに絞るかを検討する 研究課題を明確化していく 研究課題に関連する問題や仮説を様々に立ててみる 自分の立てた仮説を随時フィールドでチェックする 2 研究方法について データ収集計画を随時見