【本】食える数学（神永正博） - Willyの脳内日記

アメリカの数学界には次のようなジョークがある。 問題：次のうち他と異なるものはどれか？ 1) 博士（応用数学） 2) 博士（純粋数学） 3) 博士（統計学） 4) 大きなピザ 答：2)。他の３つは家族４人を食わせることができるから。 このジョークが、一般人にも理解されるのは、やはり数学が勉強する労力の割に役に立たないと思われているからだろう。 本書は、多くの人が考える「数学って何の役に立つの？」という素人の根本的な疑問に答えるために書かれており、一般的な高校生以上なら誰でも読める構成になっている。何よりも、この本は縦書きであり、数式はほとんど登場しない。 内容に入る前に、筆者の略歴を見てみよう。筆者は高校卒業後、数学科に進み、京大数学科の博士課程を中退。東京電機大情報科学科の助手を務め、その後、日立製作所に勤務ののち、現在は東北学院大電気情報工学科准教授（理学博士）となっている。やはり、数

[Poisonous_Radio]

日本では博士号全般が｢足の裏の米粒 撮ったからと言って食えるわけではない｣って言われてますからねぇ。学位取得者がサムざまな分野でそれに見合った待遇で傭われる米国が羨ましくもある。

[usurausura]

神永先生の暗号理論の教科書は日本語でサイドチャネル攻撃まで解説されていてオススメですhttp://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4627829515

[arakik10]

この書評を増田『就活でフェルミ推定をさせる意味って？』 http://anond.hatelabo.jp/20140127235658 と併せて読むとあぢわいぶかい気がする。数学的な思考ってなかなか根付かないものだなと。

[Dicer]

「現在の数学教育は～」←数学以外の理学系専攻でも当てはまる。下手に優秀な人ほど「研究のための研究」にのめり込み、仕事がなくなり悲惨な目に合う。応用先＝就職先の有無を確認してから研究を始めると吉。

[agrisearch]

「現在の数学教育は、数学を実社会でどう役立てるかが分かる仕組みになっていない」

[taraxacum_off]

「【本】食える数学（神永正博） - 統計学＋ε」