【報道圧力発言への与野党対応】収拾見えず、焦る自民 民主、首相責任に照準 : 47トピックス - 47NEWS（よんななニュース）

自民党執行部が報道機関への圧力問題をめぐり、事態収拾の見通しが立たないことに焦りを強めている。関係者の処分を図ったにもかかわらず、批判が収まらないためだ。新たな問題発言を防ぐため議員のテレビ出演を規制して沈静化を待つが、解決につながる保証はない。勢いづく野党は、自らの責任への言及を避ける安倍晋三首相に照準を合わせ、追及を続ける構えだ。 ▽失敗 「ちょっとした気の緩みが大きな失敗につながる」。谷垣禎一幹事長は２９日の記者会見で、２５日の報道圧力発言をめぐり、あらためて釈明した。勉強会を受けた執行部の最初の対応は、主催した木原稔衆院議員を国会内に呼んで 叱責 （しっせき） した２６日午後。同日午前から開かれていた衆院平和安全法制特別委員会の審議で首相が“集中砲火”を浴び、党内に緊張が走ってからだった。 党中堅議員によると、処分をめぐり、党内で連絡役を務めたのは棚橋泰文幹事長代理。首相周辺からは