コストほぼゼロでコイ復活を 農業用資材使って産卵場所：朝日新聞デジタル

水害や病気で川から姿を消したコイを復活させようと、福岡県八女市の川漁師が人工の産卵場所作りに取り組んでいる。材料は使い古した農業用の資材で、コストはほぼゼロだ。 八女市を流れる矢部川の浅瀬に、１・５メートル×５０センチの竹の枠が浮かぶ。矢部川漁協理事の原口昭生さん（６９）らが作った産卵巣だ。 農業で霜や鳥虫害の予防に使う「寒冷紗（かんれいしゃ）」という黒い布を細長く切り、１０センチほどの間隔で枠に結びつけた。目が細かい網状の寒冷紗に産卵させる狙いだ。５月下旬、卵がびっしりと産み付けられていた。

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八女市の川漁師、「寒冷紗」で