愛知）１１日から「メタルズ！変容する金属の美」展：朝日新聞デジタル

犬山市の古墳から出土した古代銅鏡から現代彫刻まで、時を超えて伝わる金属造形約１００点を紹介する「メタルズ！ 変容する金属の美」展（碧南市藤井達吉現代美術館主催、朝日新聞社共催）が、１１日から碧南市音羽町の同館で開催される。１０月１９日までの期間中、記念講演会や銅のいぶしレリーフのワークショップ、野外彫刻散歩などがある。 造形の重要な要素のひとつ金属（メタル）素材に焦点を当て、京都国立博物館や全国の博物館、美術館の協力で、古代金銅仏、近世の金工品、現代アートなどの名品がそろった。 犬山市で出土した銅鏡は、「卑弥呼の鏡」とされる古墳時代の「三角縁二神二獣鏡」（京都国立博物館蔵）。今回は精巧な復元模造品の展示と、スポットライトを当てた反射光で像が出来る「魔鏡現象」をさぐるコーナーがある。直径２１・４センチの円形には独特の文様と２神、２獣が刻まれ、今に輝きを放っている。 京都・二条城二の丸御殿の大