イラン核査察、合意不履行で結論を先送り ＩＡＥＡ報告：朝日新聞デジタル

国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の天野之弥（ゆきや）事務局長は７日、イランの核開発に関する報告書を理事国に配布し、今年５月にイランがＩＡＥＡと交わした核査察に関する５項目の合意のうち履行されないままの２項目について、両者の協議が進展せず、結論が２４日以降に先送りされたことを明らかにした。 履行されていないのは、イランがかつて行ったとされる高性能爆薬の実験に関する情報提供など、ＩＡＥＡが２０１１年１１月に指摘したイランの過去の核兵器開発疑惑に直結する項目で、８月２５日が履行期限だった。 朝日新聞が入手した報告書によると、両者は１０月７日と今月２日に実務協議を行ったが、イラン側はすでに公開された資料による説明にとどまったという。協議継続で合意したものの、再開は２４日以降になった。

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