日経連元会長の根本二郎さん死去 就職協定の廃止を主張：朝日新聞デジタル

経団連の前身の一つである日本経営者団体連盟（日経連）の元会長で、日本郵船元社長の根本二郎（ねもと・じろう）さんが７日、死去した。８６歳だった。通夜、葬儀は近親者で営む。後日「お別れの会」が開かれる予定だが、詳細は未定。 １９５２年に日本郵船に入社。８９年に社長に就き、９５年から２００３年まで会長を務めた。９５～９９年には、経営者の立場から労働問題などに取り組む日経連の会長を務めた。 企業側と大学側で取り決めていた就職協定が実際には守られていないことを問題視し、協定の廃止を主張した。春闘も賃金交渉に偏っているとして見直しを唱えるなど、積極的に提言した。政府の中央教育審議会会長なども務めた。 日経連は０２年に旧経団連と統合し、いまの経団連ができた。

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