出光、昭和シェル買収視野に交渉 合計の売上高は８兆円：朝日新聞デジタル

石油元売り国内２位の出光興産が、国内５位の昭和シェル石油を買収することも視野に交渉をしていることが２０日、分かった。少子化やエコカーの普及でガソリンなどの石油製品の国内需要が低迷するなか、規模を拡大して収益基盤を強め、生き残りをめざす。 出光は、株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施して昭和シェル石油を子会社化することを検討している。昭和シェルの１９日現在の時価総額は約３８００億円で、買収が実現すれば、大型案件になる。両社のガソリン販売の国内シェアの単純合計は３０％に上り、首位のＪＸ日鉱日石エネルギーの３４％に迫る。昨年度の連結売上高の単純合計も約８兆円で、ＪＸホールディングス（ＨＤ）の約１２兆円に次ぎ、３位のコスモ石油の約３兆円の倍以上になる。 出光は、国内に持つ互いの系列ガソリンスタンドや製油所について、重複するものを統廃合したり、生産する石油製品の種類をすみ分けたりすることで収益力を高めた

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