Ｏ１５７死亡、女児遺族と補償合意 堺市、発生１９年：朝日新聞デジタル

１９９６年夏、堺市の学校給食が原因で９千人以上が発症し、３人の女児が死亡した病原性大腸菌Ｏ（オー）１５７による集団食中毒で、市は１９日、小学５年生で亡くなった女児（当時１０）の遺族に慰謝料など約７２２７万円の補償金を支払うことで合意したと発表した。発生から１９年で、市は遺族への補償を終えた。 市教委によると、女児３人を追悼する石碑のあり方をめぐって遺族が市に不信感を持ち、補償交渉は１０年以上中断。昨年４月、市役所玄関前に石碑を設置したのを機に交渉を再開していた。 市教委学校管理部の浜田昌彦部長は「１９年という長い時間が経過し、遺族に迷惑をかけ申しわけなく思う。児童の無念さ、遺族の深い悲しみを思うと痛恨の極みであり、二度と繰り返さないよう安全管理を徹底したい」とコメントした。 今回合意した遺族を含め、市は９１０８人と補償合意。支払総額は約７億３８６万円となった。しかし、１１人の関係者とは現在

[ROYGB]

２０１５年５月の記事。