タイ、日本軍と結んでも独立守った知恵 戦後の歩みにも：朝日新聞デジタル

南方からの視線 戦後７０年 タイは東南アジアで唯一、独立を守った。日本軍と結んでも生き抜いた知恵は、戦後の歩みにも通じる。 タイ湾に面したマナオビーチは、白砂青松という言葉が当てはまる。タイ空軍第５航空団の基地内にある浜は、外部にも開放され、宿泊施設やレストランも備えるちょっと変わった「基地内リゾート」である。 そこに「歴史公園」という一角がある。兵士像や群像が彫られた石碑、小さな博物館がある。ここプラチュアップキリカンは１９４１年１２月８日、太平洋戦争開戦直後に日本軍がタイに入った８カ所の一つ。戦闘があり、軍史料によると、タイ側は４２人が死亡した。 歴史公園として整備されたのはわずか１０年余り前。「命をかけて国を守ろうとした英雄たちの地」をアピールし、来場者を増やしたい思いがあったという。反日感情をあおるような意図は感じられない。石碑は、表が日本軍上陸時の戦闘風景、裏は停戦後に両軍指揮官

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タイ、日本軍と結んでも独立守った知恵　戦後の歩みにも