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無実の罪、科学が晴らす 「イノセンス・プロジェクト」:朝日新聞デジタル
身に覚えのない罪に問われた人を救おうと、冤罪(えんざい)が疑われる事件を弁護士や学者らが無償で調... 身に覚えのない罪に問われた人を救おうと、冤罪(えんざい)が疑われる事件を弁護士や学者らが無償で調べる「イノセンス・プロジェクト(IP)」の活動が4月、立命館大(京都市)を拠点に始まった。証拠の科学鑑定や自白・証言の洗い直しを民間レベルで担う国内初の取り組み。発祥の地・米国では多くの実績があり、冤罪なき刑事司法の実現をめざす。 1日、京都市北区の立命館大・衣笠キャンパスに「えん罪救済センター」が開設された。「私の事件は冤罪だと思うんですけど……」。そんな電話やメールを常駐の職員が受け付ける。すでに準備段階から約30件の依頼があった。 被告や弁護人、有罪が確定した人から依頼を受け、冤罪の疑いがある事件の解明に無報酬で乗り出す。警察の科学捜査研究所OBの協力で被告らのDNA型を鑑定し、検察側が示す証拠との整合性を検証。心理学や統計学の手法も駆使し、自白に至る過程や関係者の証言の信用性を問い直す。
2016/04/11 リンク