埼玉）１００年に一度だけ？ 川口で黒竹が開花：朝日新聞デジタル

１００年に１度咲くとされる黒竹（くろちく）の花が、川口市の金井良吉さん（６８）宅で咲いた。黒竹はイネ科でハチク（淡竹）の変種。花もイネに似ている。玄関前に数年前から植えていた観賞用の１０本すべてに咲いた。１０月に気づいたという。 蓼科笹類植物園（長野県）の理事で富士竹類植物園（静岡県）の元研究者で竹の専門家の柏木治次さん（６３）によると、黒竹は１２０年ほどの周期で開花するとされ、１８９０年～１９１０年に各地で開花した記録があるという。「昨年から今年にかけて大阪や静岡などで開花が報告されており、全国的な開花期に入ったのでは」。開花は２年ほど続くが果実はほぼつかず、その後ほとんどの竹は枯れるが、新しい地下茎が伸び、数年かけて再生してくるという。（斎藤智子）

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“「昨年から今年にかけて大阪や静岡などで開花が報告されており、全国的な開花期に入ったのでは」”