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脳動脈瘤、薬の治療に道 京大、炎症の仕組み解明:朝日新聞デジタル
破裂すると、くも膜下出血につながる脳動脈瘤(りゅう)の進行を薬で抑えられることを、京都大の青木友... 破裂すると、くも膜下出血につながる脳動脈瘤(りゅう)の進行を薬で抑えられることを、京都大の青木友浩・特定准教授(脳神経外科)らが、ラットを使った研究で確認した。現在は外科的な治療法しかないが、薬の開発につながる可能性がある。8日、米科学誌サイエンス・シグナリングに発表する。 脳動脈瘤は、脳の血管にこぶができる病気で、国内の推定患者数は330万~550万人。破裂を防ぐには、開頭してこぶの根元をクリップで留めたり、カテーテル(細管)を血管に入れてコイルでこぶを塞いだりする。血管内の炎症が、発症に関わっていると考えられていたが、詳しい仕組みは不明だった。 青木さんらは、白血球の一種であるマクロファージという細胞の表面にあるたんぱく質に着目。このたんぱく質が炎症を起こす物質を活発化させ、動脈瘤を作ることを突き止めた。血流が増えて血管の内壁が刺激されると、マクロファージが集まって炎症を起こすと見られ
2017/02/09 リンク