果実大きく、甘み十分 県産桃、県北の産地で出荷が最盛期に：朝日新聞デジタル

福島県産桃の出荷が最盛期を迎えつつある。主力品種「あかつき」の収穫が始まり、主要産地の県北地区ではJAの共選場に収穫されたばかりの桃が次々に運び込まれている。JAふくしま未来によると、今年は果実が大きめで甘みも十分という。 県産桃の半分を占める「あかつき」の出荷は、昨年より2日ほど早い16日から始まった。ピークは23日から月末にかけてとみられ、JAはあかつきの出荷量を昨年並みの5110トンと見込んでいる。 今年は、温暖化の影響で生育が1週間以上早まっているが、心配された春先の凍霜害もなく、品質は良好という。 「献上桃」で知られる福島県桑折町のJA共選場では、運び込まれた桃の糖度や色づきをセンサーで確かめ、箱詰めする作業に追われている。 桃農家の大槻栄之さん（66）は「昨年のような猛暑ではなく、適度な雨もあり、良い桃ができた」と話す。ただ、温暖化による生育の早まりで、需要期のお盆の頃まであか