（終わりと始まり）桃太郎と教科書 知的な反抗精神養って 池澤夏樹：朝日新聞デジタル

前衆議院議員の義家弘介さんが産経新聞でぼくの文章を論じてくださった。 ぼくが書いたのは「狩猟民の心」というエッセーで、平成１０年度から１４年度まで高校の教科書「国語Ｉ」（筑摩書房）の教科書で使われた。義家さんは、これは子供たちに供するにふさわしくない内容だと言われる。 以下、最初はぼくの文の引…

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結びの一段落を、国語を教える人間はみんな覚えておくべきだと思う。

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ヤンキー先生に伝わるだろうか。

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義家弘介の教科書批判への返答。「一つのテーマに対していかに異論を立てるか、知的な反抗精神を養うのが教育の本義だ。ぼくの桃太郎論を読んだ生徒が反発してくれればくれるだけ、ぼくは嬉しい。」

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義家議員への返答。とてもおもしろい。

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“桃太郎のふるまいは「ただただ欲のための仕事にて、卑劣千万」なのだと諭吉さんは言う。ぼくが書いたことはぜんぜんオリジナルではなかった。”

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教養、だいじ。

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（福沢諭吉）「ぬしあるたからを、わけもなく、とりにゆくとは、もゝたろふは、ぬすびとゝもいふべき、わるものなり。ひれつせんばんなり」

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うーむ