asahi.com（朝日新聞社）：ＥＵの天然ガス調達戦略 - 経済気象台 - ビジネス・経済

バルト海の海底にロシアとドイツをつなぐ１２００キロのパイプラインを敷設して天然ガスを運ぶ「ノルドストリーム・プロジェクト」が、この４月に着工した。 欧州連合（ＥＵ）のエネルギー戦略にも重要な位置を占めるこのプロジェクトは、１９９７年のフィージビリティー・スタディー開始から１３年で実現に向かう。早ければ２０１１年には第１ライン、１２年には第２ラインが天然ガスの輸送を開始する予定だ。総工費は７４億ユーロ（約９４００億円）で、３０年のＥＵの天然ガス輸入予想量の１１％を供給する計画だ。ロシアのガスプロムが５１％、ドイツとオランダの３社が４９％出資している。 ＥＵ２７カ国で天然ガスは家庭用に３７％、火力発電用に３２％、工業用などに３０％が使用されている。１５年以降ＥＵでは、天然ガスの供給不足が顕在化すると予想されており、このプロジェクトはＥＵの国家経済や国民生活、それに低炭素社会の実現に重要な意

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20100414////>「ノルドストリーム・プロジェクト」が、この４月に着工した。 >１５年以降ＥＵでは、天然ガスの供給不足が顕在化すると予想されており、