asahi.com（朝日新聞社）：オーストリア大統領選、現職が極右候補ら大差で破り再選 - 国際

【ウィーン＝玉川透】任期満了に伴うオーストリア大統領選が２５日行われ、即日開票の結果、中道左派与党・社会民主党出身の現職フィッシャー大統領（７１）が、極右・自由党の女性候補ローゼンクランツ氏（５１）ら２候補を大差で破り、再選を果たした。 暫定結果によると、得票率はフィッシャー氏が７８．９４％、ローゼンクランツ氏が１５．６２％、キリスト教党のゲーリング氏が５．４４％。大統領は儀礼的な役割を担い、政治的権限は首相の任命などに限られる。任期は６年。 選挙は、国民に人気が高いフィッシャー氏に対し、移民対策など極右政党の主張を前面に出したローゼンクランツ氏がどこまで得票できるかが焦点となった。同国では２０００年にナチス賛美発言などで知られるハイダー氏が率いる自由党が政権入りし、国際社会から厳しい批判を浴びた苦い経験があり、各地でローゼンクランツ氏に対する抗議集会も行われた。

[kogarasumaru]

ハイダーの後継者は女性なのか・・・