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asahi.com(朝日新聞社):1イニングの貸しがある - ニッポン人脈記
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asahi.com(朝日新聞社):1イニングの貸しがある - ニッポン人脈記
1イニングの貸しがある2011年8月11日14時18分 印刷 ソーシャルブックマーク 甲子園出場記念の石碑。津... 1イニングの貸しがある2011年8月11日14時18分 印刷 ソーシャルブックマーク 甲子園出場記念の石碑。津波で少し傷ついた 水浸しのグラウンドを見つめる高田高校の選手たち=1988年8月10日、阪神甲子園球場 誰もいない、ひしゃげた校舎の前に、石碑がぽつんと置かれている。そこには、こう刻まれている。 初陣高田高の/夢にまで見た甲子園は/ユニホームを重くする雨と/足にからみつく泥と/白く煙るスコアボードと/そして/あと一回を残した無念と/挫(くじ)けなかった心の自負と/でも やっぱり/甲子園はそこにあったという思いと/多くのものをしみこませて終(おわ)った/高田高の諸君/きみたちは/甲子園に一イニングの貸しがある/そして/青空と太陽の貸しもある 23年前の夏、作詞家の阿久悠(あく・ゆう)がスポーツニッポン新聞に「コールドゲーム」と題して寄せた詩の一部だ。岩手県陸前高田市に立つ県立高田高校