asahi.com（朝日新聞社）：衆院選一票の格差は「違憲状態」 高松高裁判決 - 社会

「一票の格差」が最大２倍を超えた昨年８月の衆院選は法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、高松市の有権者の男性が、香川県選挙管理委員会を相手に地元香川１区の選挙無効を求めた訴訟の判決が８日、高松高裁であった。杉本正樹裁判長は、現行の選挙区割りで実施された選挙は「違憲状態」とする判断を示した。原告側が求めた選挙無効の請求は棄却した。 杉本裁判長は「一票の格差が憲法の投票価値の平等の要求に反する程度に至っていた」と違憲状態を指摘したが、「国会が区割りを改正しなかったことが、裁量を逸脱して憲法に違反すると言うことはできない」と述べた。 公職選挙法は選挙の効力をめぐる裁判の提訴先を高裁とし、同様の訴訟が高松高裁を含め全国で少なくとも計９件起こされた。大阪、広島、福岡、名古屋高裁は、国会が区割りの是正を放置したとして「違憲」▽東京高裁と福岡高裁那覇支部は、憲法には反するが国会の不作為はないとし

[kojitaken]

香川1区は有権者数約30万人で多くも少なくもない部類なのだが