朝日新聞デジタル：あなたの思い出探して 震災の品を処分へ 宮城・山元 - 社会

高校の卒業証書を見つけた菊地育生さん＝２１日、宮城県山元町、日吉健吾撮影高校の卒業証書を見つけた菊地育生さん＝２１日、宮城県山元町、日吉健吾撮影 【日吉健吾】東日本大震災で被災した宮城県山元町が、持ち主を捜すため保管し公開してきた「思い出の品」の展示が来週２７日、終了する。町は、年明けには処分する方針で、「思い出の品が処分される前に、一度確認してほしい」と呼びかけている。写真の展示と引き渡しについては引き続きおこなわれる。 町のふるさと伝承館前の展示室には、がれきから回収された位牌（いはい）や卒業証書、はがきなどが並ぶ。２１日には、展示を知った菊地育生さん（４２）が、高校の卒業証書を見つけた。「家は全壊したが、まさか見つかるとは思わなかった」と話した。 問い合わせは、町思い出回収事業担当（０２２３・３７・１１１１）まで。

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