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朝日新聞デジタル:正確な放射能測定へ試料提供 土壌測定のばらつき校正 - サイエンス
印刷 IAEAが日本のために送った標準試料。右が草、左が土の試料=茨城県つくば市 国際的に信頼さ... 印刷 IAEAが日本のために送った標準試料。右が草、左が土の試料=茨城県つくば市 国際的に信頼される正確な放射能測定を目指して、国内にある21施設が国際原子力機関(IAEA)と共同プロジェクトを始めた。協定を結んだ筑波大が3日、発表した。IAEAが放射性物質を含む土壌などの標準試料を、東大や大阪大など各施設に提供。標準試料を測定して出た値と正しい値とを比べ、測定機のばらつきを校正する。 放射能測定値は、放射性物質から出るガンマ線の値をもとに計算して求めるが、一定方向のガンマ線しか測れず、水や土などに一部吸収される。正確な測定のためには、実際に何%のガンマ線を測れるのか事前に考慮しておく必要がある。この前提が正しくないと、誤った測定をすることになる。 これまで日本には、国際的に標準となっているIAEAの標準試料がほとんどなく、十分な校正ができなかった。国内で測定し汚染度が基準値以下とさ
2012/02/07 リンク