家族も家も失った２３人…慰霊のため一時帰宅 双葉町

家族も家も失った２３人…慰霊のため一時帰宅 双葉町2011年6月11日21時59分 印刷 Check 海岸近くに設けられた祭壇で鎮魂の祈りを捧げる福島県双葉町の人たち＝１１日午後、同町、政府の現地災害対策本部提供 防護服姿で献花台に花を供える双葉町の人たち＝１１日午前、福島県双葉町、志賀隆昌さん提供 海岸近くに設けられた祭壇で鎮魂の祈りを捧げる福島県双葉町の人たち＝１１日午後、同町、政府の現地災害対策本部提供 東京電力福島第一原発に近い福島県双葉町の「警戒区域」内へ１１日、住民が慰霊のため戻った。津波で家族も家も失った人たちの「一時帰宅」だ。 参加したのは１３世帯の２３人。第一原発から北に約４キロ、海岸から約２００メートルの橋のたもとに祭壇を設け、町民の住職が読経するなか、住民が次々と焼香して手を合わせた。 佐藤一夫さん（６９）と妻のトシ子さん（７１）は、心の中で長男の健一さん（４１）に「