一事不再議 - おおやにき

周知のとおり衆議院における菅内閣不信任決議案がすでに否決されているところ、まあその後の展開もあって一事不再議はあくまで慣例に過ぎないので今会期中に再提出することあり得べしと石破茂・自民党政調会長が衆院予算委員会の審議で言い出したり(7/7)、提出されれば衆院が審議しないことは法的にあり得ないと西岡武夫・参院議長が発言したりしている(「西岡参院議長「不信任再提出は可能」」MSN産経ニュース)ようである。いやあの後者についてはあなた公務員給与の削減法案について衆院で可決されても参院では審議しないとか言ってなかったですか(「西岡参院議長、公務員給与削減法案「参院では委員会付託しない」」MSN産経ニュース)とかツッコみたいところもあるのだがまあそれはそれとして、しかしあんまりスジの良い議論ではないなあと思う。 つまり再提出が許されるという根拠は(石破氏・西岡氏それぞれが言及しているものが異なるのだ

[zu2]

こんな前例を作ったら、与党に復帰したときに困るとか考えないのかね。それとももう諦めた？

[hatoken]

最も無駄に費やされている審議時間が、質疑に全うに答えず、的を得ない、総理の自慢話である件について

[neko73]

"一定の政策決定が行われる方が・まったく行われないより良いという立場なので、この問題をさらに悪化させるような慣例破りは賢明でないと考える"要するに「時間のムダいくない」と。

[daybeforeyesterday]

「まあ最終的には(4)の法的拘束力の問題になり、もちろんこれはその通りなのだが慣例を覆したときの副作用を想定しておいたほうがよい。」

[gryphon]

読む時期を逸したが面白い。法と慣習のせめぎあいの場としての議会はいろいろな教訓を引き出せる

[bt-shouichi]

見落としていた。中身は別にあんたが書かんでも…という感じだが、斜に構えたチャラいキャラを装っても、最後の段落あたりでほとばしるパッションを抑えられきれなくなるところは相変わらずの熱いおおや先生である

[SUM]

国民が、衆院が「内閣不信任案」以外の仕事をまったくしなくなる未来がお望みならまぁそれはそれでよいのではないでしょうか…あれ？

[JuliusCaesar]

今の事情に鑑みれば一事不再議の原則を破るのは一理あると思うが、民主党が野党に回った時に乱発しかねない怖さもわかる。

[k-takahashi]

『本の議会制度でもっとも稀少な資源は審議時間だが、それを食いつぶす手段を増やすことによって政権与党の政策実行力をさらに落とすことにつながる』