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遺書
山本幡男は1954年8月25日戦犯として囚われていたシベリア地方ハバロフスクのラーゲリ(収容所)で喉頭癌... 山本幡男は1954年8月25日戦犯として囚われていたシベリア地方ハバロフスクのラーゲリ(収容所)で喉頭癌のため死亡しました。享年45歳。 (1) 山本幡男の遺家族のもの達よ! 到頭ハバロフスクの病院の一隅で遺書を書かねばならなくなった。 鉛筆をとるのも涙。書き綴るのも涙。どうしてまともにこの書が綴れよう! 病床生活永くして一年三ヵ月にわたり、衰弱甚だしきを以て、意の如く筆も運ばず、思ったことの百分の一も書き現せないのが何よりも残念。 皆さんに対する私のこの限り無い、無量の愛情とあはれみのこころを一体どうして筆で現すことができようか? 唯無言の涙、抱擁、握手によって辛うじてその一部を現し得るに過ぎないであらうが、ここは日本を去る数千粁、どうしてそれが出来ようぞ。 唯一つ。何よりもあなた方にお願ひしたいのは、私の死によって決して悲観することなく、落胆することなく意気ますます旺盛に振起して、 病