中日新聞:熊野市、ＤＶ夫に妻の住民票発行:三重(CHUNICHI Web)

熊野市は六日、住民票の交付手続きを誤り、家庭内暴力（ＤＶ）を受けていた女性の転出先を夫に知らせていたことを明らかにした。女性は身の安全確保のため、直後に県の支援を受けて転居したという。 市によると、女性は市内に住んでいたが、ＤＶを受けて子どもと市外に転出。夫の追跡を防ぐため、国の事務処理要領の通知に基づき、住民票の写しの交付を制限する「ＤＶ等支援措置」を受けていた。 市役所の出張所で一月三十一日、夫が妻の居場所を知るために住民票の写しを請求。女性職員がコンピューター端末に表示された交付の警告メッセージを見落とした。直後に誤処理に気づき女性本人と警察、県のＤＶ支援担当部署に通報した。

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「市によると、女性は市内に住んでいたが、ＤＶを受けて子どもと市外に転出。夫の追跡を防ぐため、国の事務処理要領の通知に基づき、住民票の写しの交付を制限する「ＤＶ等支援措置」を受けていた」。