中日新聞:金融強化法案、「新銀行」「農中」で対立続く:政治(CHUNICHI Web)

トップ > 政治 > 紙面から一覧 > 記事 【政治】 金融強化法案、「新銀行」「農中」で対立続く 2008年11月4日 朝刊 金融機関に公的資金を予防的に注入する金融機能強化法改正案をめぐる与野党間の修正協議は、連休明けからヤマ場を迎える。与党は世界的な金融危機に対応するため早期成立を目指しているが、新銀行東京と農林中央金庫（農中）の取り扱いをめぐる与野党間の対立は解けておらず、出口はまだ見えていない。 民主党は、東京都が出資する新銀行東京を資金注入の対象外とするよう求めている。「地方公共団体がつくった銀行を、国がなぜ面倒をみないといけないのか」（安住淳国対委員長代理）という理由からだ。 民主党には、今の経営難は融資詐欺事件に象徴されるずさんな融資が原因で、金融危機とは別問題との意識があり、国による資金注入でなく「都が（経営に）責任を負うべきだ」（同）と主張する。 与党も新