敦賀の先 一長一短 検討委初会合へ 富山は「米原」推す声:北陸発:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)

北陸新幹線敦賀以西ルート問題をめぐり、与党検討委員会（委員長・高木毅衆院議員＝福井２区）の初会合が、近く開かれる。ルートには国の整備計画で定められ、福井県が推す「若狭（小浜）」のほか、「米原」と「湖西」が候補に挙がる。いずれも所要時間や建設費などの面で一長一短があり、決定までの道のりは平たんではない。 関西広域連合の試算によると、福井県小浜市付近と京都府亀岡市を通って新大阪に至る若狭ルートは敦賀－新大阪間の所要時間が三十三分と、三ルートの中で最短。県の独自試算では、新大阪まで福井から五十分、富山から九十分となっている。福井県の豊北欽一新幹線政策監は「（関西から）九十分圏内に北陸三県が入る」と強調する。

[kechack]

国会議員の一人はルート問題に関し「京都、大阪など相手が多く、簡単には決まらない」と分析。「沿線で若狭ルートを推す県は福井のみ。京都などの理解を得られても、費用負担の話になると調整は難しい」と見通す。