『パリところどころ』仏人監督6人よる60年代半ばのオムニバス映画｜今月の必見映画｜web@Esquire｜Esquire

オムニバス映画『パリところどころ』が10月8日（土）より、池袋シネマセレサにてレイト・ロードショーされる（順次全国公開予定）。当時気鋭のフランス人監督6人による、60年代半ばのパリを舞台にした多彩な日常スケッチ集だ。同時期に本邦初ロードショーとなるカルト映画『アイドルたち』と並べ、人材的にも興味深いこの二作品を巡る周辺人脈・作品を細川晋がアミダくじ式に辿る。 『パリところどころ』から『アイドルたち』へ 64年に撮られた映画の断片」という副題をもつゴダールの『恋人のいる時間』は、シネマ・ヴェリテの影響下にあり、当時のパリの記録映画として見ることもできる。「シネマ・ヴェリテ（映画真実）」とは、ヌーヴェル・ヴァーグの先駆的映画作家ジャン・ルーシュと社会学者エドガール・モランの『ある夏の記録』（60年。特殊上映）や映画青年ベルトラン・ブリエの監督デビュー作『ヒットラーなんか知らないよ』（62）な

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シネマ・ヴェリテ