エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
鮎鮨の話1.アヂー
昔々、おれは京都に住んでいた。 京都の夏は格別だが、その日は特に暑い日だった。 「暑いなー」 家でゴ... 昔々、おれは京都に住んでいた。 京都の夏は格別だが、その日は特に暑い日だった。 「暑いなー」 家でゴロゴロしていたおれが言うと、妻が不機嫌に言った。 「『暑い』はやめて。余計に暑くなるから」 妻は飯を炊いていた。額に汗してかまどに筒で息を吹き掛けていた。 おれは寝返って言った。 「なあ。こう暑いときは鮎鮨でも食べたいよなー。そうだ!おれが昨日釣って来た鮎があったじゃないか。あれで作ってくれよ」 妻は向き直ると、じと~っと言った。 「隣の奥さんに作ってもらえば~」 おれは思い出した。 そういえば妻は昨晩、隣の奥さんに鮎をおすそ分けに行ってから機嫌が悪くなったのだ。 「隣の奥さんがね、あんたのこと『いい男だねー』だって!」 自分でそう言っておいて、おれが、 「そうかあ~」 と、ニヤけて時々思い出し笑いをしていたところ、妻のツノがだんだん伸びてきたのである。 おれは起き上がった。 こういう時は離
2013/12/05 リンク