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伊予親王の変2.忠告!藤原緒嗣!!
仲成は都の南、山城の山本(やまもと。京都府京田辺市)を訪れた。 そこに式家の出世頭である参議・藤原緒... 仲成は都の南、山城の山本(やまもと。京都府京田辺市)を訪れた。 そこに式家の出世頭である参議・藤原緒嗣(おつぐ)の別邸があるのである。彼は公卿中一、二を争う大富豪でもあった。 「ああ、仲成殿。神野親王立太子の件、めでたいですね」 緒嗣の父は、桓武天皇擁立に大功のあった希代の策士・藤原百川(「2004年6月号 ヤミ味」参照)である。そのおかげで彼はわずか二十九歳で参議に任じられた。 「うん。これで今上(平城天皇)の後も式家の血を引く帝になった」 「貴殿の天下ですか?」 「いや。あなたや縄主(ただぬし)殿ともども、式家全体の天下だ」 「縄主ですか。あの帝と穴兄弟の……」 「下品な言い方はやめてくれ!薬子はおれの妹なんだから」 「そういえば、北家の葛野麻呂も穴兄弟……」 「やめろってっ!」 緒嗣は笑った。 「ふぉっふぉっ!言い過ぎましたね。――それにしても貴殿の妹はおもしろいですね」 仲成は言っ
2013/11/23 リンク