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IT BPO株式会社
[コラム] レセプトデータ分析による医療費の適正化 今回は、レセプトデータの活用のうち、医療費適正化... [コラム] レセプトデータ分析による医療費の適正化 今回は、レセプトデータの活用のうち、医療費適正化に関連した事例を紹介する。これらの事例はまだ地域的な応用に留まっているが、レセプトデータの完全オンライン化とデータベース化により全国的な規模でデータを活用できれば、医療費に大きなインパクトを与えると予想される。 レセプトデータの活用事例を説明する前に、データベース化の課題点について述べてみたい。一点は、レセプトは元来、紙での処理を前提としているため、データの構造がデータ分析には必ずしも適していないということである。このため、データベース化には十分な注意が必要である。もう一点は、傷病名の解釈である。例えば、糖尿病の患者が高血圧症を併発している場合、投与された薬剤と傷病名や点数(薬剤費)の紐付けには注意が必要となる。この問題を解消するには、国立保健医療科学院の岡本悦司氏が考案したPDM法が有効で