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JSTROKE : Vol. 30 (2008) , No. 4 pp.577-582
中嶋 匡1), 西村 裕之1), 西原 賢太郎2), 浮田 透2), 辻 雅夫2), 三宅 裕治2), 大村 武久2), 立花 久大3... 中嶋 匡1), 西村 裕之1), 西原 賢太郎2), 浮田 透2), 辻 雅夫2), 三宅 裕治2), 大村 武久2), 立花 久大3) 要旨: 症例は68歳女性.2006年11月21日右手の動かしにくさを自覚し,以後徐々に症状増悪した.11月23日には構音障害と運動性失語が出現した.11月24日右上肢のけいれん後右片麻痺が出現し当院へ入院した.入院時,意識障害,全失語,軽度右片麻痺を認めた.入院当日の頭部MRIは,拡散強調画像およびFLAIR画像で左前頭葉皮質にリボン状に高信号を認めた.緩徐進行性の経過から,seizureを伴った血栓性脳梗塞と診断し,抗てんかん薬投与と抗血小板療法を行った.入院後物品呼称や名前を言うことが可能となり,右下肢麻痺は消失した.右上肢麻痺も徐々に改善し,失語症と共に26日には消失した.以上より本例をfocal inhibitory seizureと診断した.本
2009/03/25 リンク