河北新報 東北のニュース／ＪＲ「まれなケースの災害」 岩手・ＪＲ岩泉線脱線

ＪＲ「まれなケースの災害」 岩手・ＪＲ岩泉線脱線 岩手県岩泉町のＪＲ岩泉線で普通列車（１両編成）が崩落土砂に乗り上げ脱線した事故で、ＪＲ東日本盛岡支社は６日、発生原因などを検討する「岩泉線土砂崩壊災害原因調査検討委員会」を近く本社内に設置すると発表した。事故現場の復旧見通しは立っていない。 委員会は（１）土砂崩落の発生原因とメカニズム（２）崩落個所の災害防止対策（３）同線にある類似個所の調査―などを検討する。委員は学識経験者や本社担当職員ら１１人で構成。委員長には国士舘大理工学部の岡田勝也教授（地盤工学）が就く。 同支社であった記者会見で、福田泰司支社長は「今回の災害は雨量が規制値の半分以下で発生した、まれなケースであり、慎重に調査を進める」としている。

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「今回の災害は雨量が規制値の半分以下で発生した、まれなケースであり、慎重に調査を進める」