河北新報 東北のニュース／コウノトリ２羽が飛来 １羽は兵庫から 宮城・丸森

コウノトリ２羽が飛来 １羽は兵庫から 宮城・丸森 国の特別天然記念物コウノトリ２羽が、宮城県丸森町に飛来したことが確認された。 コウノトリは１４日午前６時ごろ、同町大内の田んぼにいるのを住民が見つけた。連絡を受け、近くに住む町農業創造センター嘱託職員小林信治さん（６２）が写真に収めた。 ２羽は田んぼで餌をついばんだり、羽を広げたりしていた。小林さんが図鑑で調べ、コウノトリと分かった。 兵庫県立コウノトリの郷公園（豊岡市）によると、１羽は足輪の色や鳥の外観から、同公園が放鳥した個体同士の子のうち、２００９年６月に豊岡市を巣立った雌とみられる。今月１１日には千葉県袖ケ浦市で目撃されている。 もう１羽について、同公園は「足輪がなく、野生のコウノトリの可能性もある。性別も断定できず、２羽がつがいなのか分からない」としている。 宮城県内では、過去に大崎市などで飛来が確認された例がある。撮影